”貯蓄から投資へ”のスローガンのもと、政府の推進で始まった少額投資非課税制度(通称:つみたてNISA)。
将来の日本の状況を考えると、国からの年金もあまり期待できませんし、会社からもらえる退職金も減少傾向にあり、自力で資産形成に取り組む必要があります。
私も将来のために資産形成の必要性に駆られ、2018年よりつみたてNISAを始めました。
資産形成の手段の中でも、つみたてNISAは誰でも簡単に少額から始められるので非常におすすめです。
ただ、以下のようなことが気になっている方もいらっしゃるかと思います。
- つみたてNISAをこれまでやってきた人ってどれくらい資産が増えているの?
- つみたてNISAって少額投資だけど、やっても意味ある?
本記事では、上記のような疑問を解決するために、2018年からつみたてNISAを始めた私の運用実績をブログで公開します!
実際の体験記なので、これからつみたてNISAを始めてみようと考えている方には参考になる内容だと思います。
ぜひ、最後までご覧いただければ幸いです。
この記事を書いた人
- AFP資格保有(FP実務経験あり)
- 過去に大手証券会社に勤務していた経験あり
- 金融系Webライター
積立NISAで運用中の銘柄(ファンド)
つみたてNISAの運用成績を公開する前に、前提として私が積み立てを行なっている銘柄(ファンド)を紹介します。
基本的な運用戦略としては、世界の株式に分散するという考え方を採用し、「国内株式20%、先進国株式50%、新興国株式30%」の比率で3つのファンドに毎月投資を行なっています。
- 【国内株式】ひふみプラス(月額8,000円)
- 【先進国株式】eMAXIS Slim先進国株式インデックス(月額15,000円)
- 【新興国株式】eMAXIS Slim新興国株式インデックス(月額10,000円)
≫元証券マンが積立NISAで投資している銘柄(ファンド)の組み合わせはこの3本!
2021年より上記の3ファンドに投資を行なっていますが、2018~2020年の3年間は「たわらノーロード新興国株式」に投資を行なっていたため、つみたてNISA対象口座のファンドは合計で4つあります。
「たわらノーロード新興国株式」はコストが高かったので、2021年からは「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」に切り替えています。
積立NISA4年目の運用実績を公開!!
2018年からつみたてNISAを始めて4年が経過した2021年末時点の運用実績がこちらです↓
4年間で積み立てを行なった投資金額(元本):1,470,000円に対し、評価額は1,939,957円になりました。
含み益は+469,957円で、損益率は+31.97%といった成績です。
続いて、4年間のつみたてNISAポートフォリオの推移を紹介します。
2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | |
損益 | -31,342 | 67,648 | 212,825 | 469,957 |
累積投資金額 | 282,000 | 678,000 | 1,074,000 | 1,470,000 |
損益率 | -11.11% | 9.98% | 19.82% | 31.97% |
評価額 | 250,658 | 745,648 | 1,286,825 | 1,939,957 |
つみたてNISAを始めた初年度(2018年)こそはマイナスの運用が続いていましたが、年を重ねるごとに運用成績は上昇しています。
4年も運用を続けていると累積投資金額もそれなりに大きくなり、複利のパワーによって資産が年々拡大していることが実感できます。
個別株式をやっている人からすると物足りない成績かもしれませんが、何よりつみたてNISAの素晴らしいところは全く手間をかけていないということなんですよね。
つみたてNISAを始める前には多少の本を読んで知識を深めたりしましたけど、それ以降は毎月自動で資金が引き落ちるので基本的には何もしていません。
年に1回くらいは自分の資産運用状況等を振り返る必要はありますが、資産運用にあまり時間をかけずに投資ができるという点でもつみたてNISAをおすすめしたいです。
まとめ:初心者にはつみたてNISAがおすすめ!
以上、私が2018年より始めたつみたてNISAの4年間の運用実績を紹介させていただきました。
私はちょうど社会人になる年につみたてNISAを始めたので、毎年年末の振り返りで自分のスキル面の成長とつみたてNISAの成長が同時に感じられて非常に嬉しく思います。
つみたてNISAは最初こそは少し知識が必要なものの、やってしまえばあとは年に数回チェックするだけなので、これから資産形成を始めようと考えている初心者の方には非常におすすめです。
当ブログでは、私のつみたてNISAの経験や金融機関で働いてきた経験を活かしてつみたてNISAに関する情報発信を行なっていますので、ぜひこれからつみたてNISAを始めようと考えている方は参考にしていただけますと幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。