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【徹底評価】世界経済インデックスファンドの評判は?

【徹底評価】世界経済インデックスファンドの評判は?
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これからつみたてNISAを始められる方の中には、投資対象の1つとして「世界経済インデックスファンド」が気になっている人もいると思います。

特に「世界経済インデックスファンド」の内容や評価・評判は気になりますよね。

そこで、本記事では「世界経済インデックスファンド」の基本情報から特徴、運用成績、評判を詳しく紹介していきます。

「世界経済インデックスファンド」はこの1本で日本を含む全世界の株式や債券に分散投資することができるので、投資対象を幅広く分散して値動きを少しでも抑えたいという人に向いている商品です。

「世界経済インデックスファンド」に投資をしようか悩んでいる方はぜひ参考にしていただければと思います。

東条翔平
東条翔平
私は2018年よりつみたてNISAでの資産運用を開始し、つみたてNISAに関する情報発信を行っています。過去には大手証券会社に勤務していた経験もあります。

世界経済インデックスファンドの基本情報

まずは世界経済インデックスファンドの基本情報をまとめました。

ファンド名世界経済インデックスファンド
運用会社三井住友トラスト・アセットマネジメント
設定日2009年1月16日
決算日毎年1月20日
購入時手数料3.3%(上限)
信託報酬0.55%(通常タイプ)
0.61%(株式シフト型)
0.50%(債券シフト型)
実質コスト0.615%
信託財産留保額0.1%
つみたてNISA対応(通常タイプのみ)
備考ファンドオブザイヤー2020
優秀ファンド賞【バランス(成長)型部門】
*過去に分配金の実績あり
【2021/10/31時点】

三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用を行っており、カテゴリーはバランス型に分類されます。

設定日は2009年1月16日で、決算日は毎年1月20日。

購入時手数料は上限3.3%と設定されていますが、主要のネット証券を使えば手数料はかかりません。(つみたてNISAも購入時の手数料はなし)

売却時には、信託財産留保額として0.1%が差し引かれます。

詳しくは後述しますが、世界経済インデックスファンドは3種類あります。

信託報酬は世界経済インデックスファンド(便宜上「通常タイプ」と表記)が0.55%、 世界経済インデックスファンド (株式シフト型)が0.61%、 世界経済インデックスファンド (債券シフト型)が0.50%となっています。

売買委託手数料や有価証券取引税、その他費用を加味した実質コストは0.615%(通常タイプ)です。

また、 世界経済インデックスファンド(通常タイプ)はつみたてNISAの対象ファンドにも選定されており、過去に分配金を出していた実績もあります。

2020年にはモーニングスターのファンドオブザイヤーにて優秀ファンド賞を受賞しています【バランス(成長)型部門】。

世界経済インデックスファンドの特徴

世界経済インデックスファンドの最大の特徴は、この1本で日本を含む全世界の株式と債券に幅広く分散投資することができるという点にあります。

経済の最重要指標とも言えるGDP(国内総生産)を参考に投資対象が変動しているので、先進国に限らず、新興国のアセット、通貨のバランスは非常に絶妙です。

投資対象(日本、先進国、新興国)×アセット(株式、債券)の組み合わせで6つのインデックスに投資を行っています。

世界経済インデックスファンドの仕組み
引用元:「世界経済インデックスファンド」目論見書
投資対象インデックス
国内株式TOPIX(東証株価指数)
国内債券NOMURA-BPI総合
先進国株式MSCIコクサイ・インデックス(円ベース)
先進国債券FTSE世界国債インデックス(除く日本、円ベース)
新興国株式MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)
新興国債券JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス
‐エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイド
(円換算ベース)

この6つのインデックスがベースとなり、株式と債券の投資比率に応じて「通常タイプ」と「株式シフト型」、「債券シフト型」の3つのラインナップが展開されています。

世界経済インデックスファンドの特色
引用元:「世界経済インデックスファンド」目論見書

上図は世界経済インデックスファンド(通常タイプ)の株式と債券の投資比率ですが、概ね株式50%:債券50%となるように設定されています。

投資対象は同じであるものの、「株式シフト型」は株式75%:債券25%の比率となっており、「債券シフト型」は株式25%:債券75%の比率となっています。

自身のリスク許容度に合致したタイプを選択できるのは嬉しいですね。

ちなみにつみたてNISAの対象となっているのは世界経済インデックスファンド(通常タイプ)のみです。

決算期ごとの運用成績

直近9年間における世界経済インデックスファンドの決算期の運用成績をまとめました。

基準価額期中騰落率純資産総額(百万円)
2013/1/21(4期)15,28227.50%2,751
2014/1/20(5期)18,16219.00%4,684
2015/1/20(6期)20,53013.10%10,344
2016/1/20(7期)18,276-11.00%16,216
2017/1/20(8期)20,14810.20%22,647
2018/1/22(9期)23,37516.00%54,410
2019/1/21(10期)21,463-8.20%58,898
2020/1/20(11期)24,40713.70%68,600
2021/1/20(12期)25,9046.10%82,775

ご覧のとおり、年々着実に基準価額と純資産総額は増加傾向にあります。

つみたてNISAの制度が始まった2018年より純資産総額が大きく増加していますね。

続いて世界経済インデックス(通常タイプ)の1年、3年、5年、10年といった期間別のトータルリターン、標準偏差、シャープレシオをまとめました。

1年3年(年率)5年(年率)10年(年率)
トータルリターン23.63%10.33%9.29%9.01%
カテゴリー順位148位(283本中)72位(243本中)47位(190本中)66位(117本中)
標準偏差6.7610.769.5911.28
カテゴリー順位112位(283本中)109位(243本中)88位(190本中)71位(117本中)
シャープレシオ3.490.960.970.8
カテゴリー順位105位(283本中)52位(243本中)34位(190本中)94位(117本中)
【2021/10/31時点】

ここ10年は相場が非常にいいということもあり、バランスファンドではありながらも長期で年率10%程度のリターンを出すことができています。

ポートフォリオの半分が債券ということもあって、標準偏差(リスク)も概ね10%前後で抑えられていますね。

運用の効率性を示すシャープレシオも3年、5年といった期間でみると優秀だと言えます。

モーニングスターのレーティングも3年、5年といった期間では☆4が付与されていますが、10年といった期間では☆2のレーティングとなっています。

【評判】月次の資金流出入額に注目

世界経済インデックスファンドの評判を客観的に知るために月次の資金流出入額のグラフを見ていきましょう。

ファンドの資金が流入しているということは世界経済インデックスファンドを購入している人が多くなっているということですし、逆に資金が流出している場合は運用成績に満足できずに解約した、もしくは利益確定等で売りが出ているという風に読み取れます。

以下が2021年10月31日時点の世界経済インデックスファンドの月次資金流出入額のグラフです。

世界経済インデックスファンドの月次資金流出入
引用元:モーニングスター

これまで見てきたように純資産総額も右肩上がりで増加していますし、毎月安定的に資金の流入が続いていることが分かります。

2020年にはモーニングスター主催のファンドオブザイヤー【バランス(成長)型部門】にて優秀ファンド賞を受賞していることもあり、評判は非常にいいと言えます。

まとめ:1本で全世界の株式や債券に投資ができる

以上、世界経済インデックスファンドの基本情報から特徴、決算期ごとの運用成績、評判を紹介させていただきました。

改めてまとめると、世界経済インデックスファンドはこの1本で日本を含む全世界の株式や債券に幅広く分散投資ができる商品です。

基本組入比率やリバランス運営ルールは厳格に定められており、恣意性を極力排除したファンド運営を行っているので、今後も安定した運用が期待できます。

実績があるファンドで

  • 1つのファンドで世界の株式や債券に幅広く分散投資がしたい
  • 長期で安定的なリターンを狙いたい

という方には世界経済インデックスファンドはおすすめです。

少し気になる点としては、信託報酬が0.55%(通常タイプ)と低くは設定されているものの、決して最安ではないというところくらいですかね。

ぜひ、本記事が世界経済インデックスファンドへの投資を考えている方にとって少しでも参考になれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

【免責事項】
・本記事は投資に関する情報の提供を目的に作成したものであり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません。
・また、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものでもありません。
・投資は自己責任でお願いします。

ABOUT ME
東条翔平
資産形成に興味を持ち、学生時代にAFP資格を取得。大学4年生からつみたてNISAをはじめ、現在まで継続中。大手証券会社に勤務していた経験あり。