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【徹底評価】大和住銀DC国内株式ファンドの評判は?

【徹底評価】大和住銀DC国内株式ファンドの評判は?
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つみたてNISAやiDeCoの投資対象として「大和住銀DC国内株式ファンド」を検討している人もいらっしゃると思います。

そのような方は特に「大和住銀DC国内株式ファンド」の評価や評判が気になっているのではないでしょうか?

そこで、本記事では「大和住銀DC国内株式ファンド」の基本情報や特徴、組入銘柄、運用成績、評判を紹介していきます。

これから「大和住銀DC国内株式ファンド」に投資をしようか迷っている人や既に保有していて今後どうすべきか悩んでいる人にとって参考になる内容かと思いますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。

東条翔平
東条翔平
私は2018年よりつみたてNISAでの資産運用を開始し、つみたてNISAに関する情報発信を行っています。過去には大手証券会社に勤務していた経験もあります。

大和住銀DC国内株式ファンドの基本情報

まずは「大和住銀DC国内株式ファンド」の基本情報をまとめました。

ファンド名大和住銀DC国内株式ファンド
運用会社三井住友DSアセットマネジメント
設定日2006年10月23日
決算日毎年1月27日
購入時手数料なし
信託報酬1.045%
実質コスト1.054%
信託財産留保額なし
つみたてNISA対応
iDeCo対応(ジブラルタ生命保険)
備考R&Iファンド大賞2021
最優秀ファンド賞【iDeCo・DC国内株式バリュー】
【2021/12/24時点】

大和住銀DC国内株式ファンド」は三井住友DSアセットマネジメントが運用を手掛けています。

設定日は2006年10月23日で決算日は毎年1月27日となっています。

購入時手数料と信託財産留保額(解約時にかかるコスト)はありません。

信託報酬は1.045%と定められており、売買委託手数料や有価証券取引税、その他費用を加味した実質コストは1.240%となっています。

アクティブファンドなので、コストが高い点には注意が必要です。

つみたてNISAやiDeCoの対象商品にも選ばれています。

大和住銀DC国内株式ファンドの特徴

「大和住銀DC国内株式ファンド」の特徴は、ファンダメンタル価値比割安性(バリュー)を重視し、収益性・成長性を勘案したアクティブ運用を行っているということです。

投資対象は国内の株式となっており、TOPIX(東証株価指数・配当込み)を中長期的に上回る投資成果を目指しています。

基準日ファンドベンチマーク
1ヶ月2021/10/29-3.5%-3.6%
3ヶ月2021/8/311.6%-0.8%
6ヶ月2021/5/314.8%1.3%
1年2020/10/3023.3%12.2%
3年2018/11/3034.9%24.1%
設定来2006/10/2375.6%60.0%
引用元:「大和住銀DC国内株式ファンド」2021年11月月報

2021年11月の月報より期間別の対ベンチマーク(TOPIX)との運用成績を上図にまとめましたが、中長期的にはTOPIXを上回る成績を残しています。

銘柄の選定方法に関しては、まずは財務・流動性等の基準によって投資先企業の絞り込みを行い、サステナビリティについて、社会的信用に関する行為等、重大な問題が生じた銘柄を除外します。

その後は、「バリュエーション比較」と「ファンダメンタル判断」の組み合わせで銘柄を選択し、トップ・ダウンアプローチとアナリスト等によるボトムアップを融合することで業種別・規模別配分を決定しています。

大和住銀DC国内株式ファンドの運用プロセス
引用元:「大和住銀DC国内株式ファンド」目論見書

大和住銀DC国内株式ファンドの組入銘柄

上記の運用プロセスによって選別されたファンドの組入上位10銘柄がこちらです。

 銘柄業種組入比率
1日本電信電話情報・通信業5.70%
2トヨタ自動車輸送用機器5.30%
3ソニーグループ電気機器5.30%
4三菱UFJフィナンシャル・グループ銀行業5.20%
5豊田自動織機輸送用機器4.50%
6商船三井海運業3.40%
7第一生命ホールディングス保険業3.30%
8日立製作所電気機器3.00%
9日本ユニシス情報・通信業2.90%
10TDK電気機器2.80%
【2021/11/30時点】

日本を代表する企業の中でも割安に放置されている銘柄がズラリと並んでいますね。

全体の組入銘柄数は76となっており、組入上位3業種を見ると、1位が「電気機器」で20.2%、2位が「情報・通信業」で13.6%、3位が「輸送用機器」で12.6%となっています。

決算期ごとの運用成績

「大和住銀DC国内株式ファンド」の直近9年間の運用成績をまとめました。

基準価額期中騰落率純資産総額(百万円)
2013/1/28(7期)6,61222.70%2,381
2014/1/27(8期)9,05436.90%3,786
2015/1/27(9期)10,46115.50%5,663
2016/1/27(10期)10,428-0.30%6,739
2017/1/27(11期)11,68912.10%9,176
2018/1/29(12期)14,73526.10%13,488
2019/1/28(13期)12,187-17.30%12,932
2020/1/27(14期)14,00114.90%15,863
2021/1/27(15期)15,45010.30%18,908
大和住銀DC国内株式ファンドの運用成績

基準価額と純資産総額ともに緩やかな上昇が続いています。

ここ数年はバリュー株よりもグロース株の方が上昇する相場となっていたので、そこまで大きな上昇にはなっていませんね。

続いて「大和住銀DC国内株式ファンド」の1年、3年、5年、10年といった期間別のトータルリターン、標準偏差、シャープレシオをまとめました。

1年3年(年率)5年(年率)10年(年率)
トータルリターン23.26%10.50%9.90%13.02%
カテゴリー順位20位(105本中)6位(102本中)4位(98本中)7位(78本中)
標準偏差11.0615.914.4416.53
カテゴリー順位10位(105本中)6位(102本中)10位(98本中)16位(78本中)
シャープレシオ2.10.660.690.79
カテゴリー順位9位(105本中)3位(102本中)3位(98本中)3位(78本中)
【2021/11/30時点】

3年、5年、10年といった中長期スパンでは年率10%前後のリターンとなっており、同じ国内大型バリューのカテゴリー内では相対的に優秀な成績を残しています。

運用の効率性を示すシャープレシオについては優秀なファンドの目安とされる1を割ってはいるものの、同じカテゴリー内で比較すると優秀です。

モーニングスターのレーティングも同じカテゴリー内の上位10%のファンドにしか付与されない最高ランクの☆5を獲得しています。

国内大型バリューに分類される投資信託の中では優秀なファンドですが、国内の大型バリュー自体があまり上昇していないといった感じですね。

【評判】月次の資金流出入の推移

大和住銀DC国内株式ファンド」の評判を客観的に知るために月次の資金流出入額のグラフを見ていきましょう。

ファンドの資金が流入しているということは「大和住銀DC国内株式ファンド」を購入している人が多くなっているということですし、逆に資金が流出している場合は運用成績に満足できずに解約した、もしくは利益確定等で売りが出ているという風に読み取れます。

以下が2021年11月30日時点の「大和住銀DC国内株式ファンド」の月次資金流出入額のグラフです。

大和住銀DC国内株式ファンドの月次資金流出入の推移
引用元:モーニングスター

資金流出に転じている局面が多少見られるものの、継続的に資金が流入していることから評判はいいと言えます。

まとめ:国内大型バリューに投資する優秀ファンド

以上、「大和住銀DC国内株式ファンド」の基本情報から特徴、組入銘柄、決算期ごとの運用成績、評判について紹介しました。

改めてまとめると、「大和住銀DC国内株式ファンド」はファンダメンタル価値比割安性(バリュー)を重視しており、国内大型バリューというカテゴリー内では相対的に優秀な成績を残しているファンドです。

ただ、近年はバリュー(割安)株よりもグロース(成長)株の方が上昇しやすい相場が続いていたことから他のカテゴリーと比較すると少し劣った運用成績となっています。

また、アクティブファンドなのでコストが少し高くなる点も注意が必要です。

つみたてNISAを利用して、国内のバリュー株に絞って投資をしたいという方には「大和住銀DC国内株式ファンド」は検討してみてもいいと思います。

ぜひ、本記事が「大和住銀DC国内株式ファンド」に興味を持たれた方の参考になれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

【免責事項】
・本記事は投資に関する情報の提供を目的に作成したものであり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません。
・また、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものでもありません。
・投資は自己責任でお願いします。

ABOUT ME
東条翔平
資産形成に興味を持ち、学生時代にAFP資格を取得。大学4年生からつみたてNISAをはじめ、現在まで継続中。大手証券会社に勤務していた経験あり。